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特許請求の範囲(クレーム)は明細書作成の肝です。
この内容で権利範囲=権利の強さが決まってくるからです。

権利範囲を広くするために上位概念の言葉を使う、というのは
良く言われる話なんですが、
今回は

権利範囲を広げすぎるのも良くない

という話をしようと思います。
まず権利範囲を広げるデメリットですが、
先行技術に含まれる範囲が広がって新規性・進歩性の確保が難しくなります。

例えば、今まで鉄を使って実現していたXXXの機能を
アルミを使って実現できるようになったとします。
マグネシウムや銅など他の金属でも出来るとします。

この場合に「アルミを使ってXXの機能を実現する」では権利範囲が狭いです。
上位概念を広げるためにアルミとマグネシウムを含む「軽金属」を使った
「軽金属を使ってXXの機能を実現する」とすると権利範囲が広くなります。

でも、これだと銅が含まれないのでもっと範囲を広げたい、と
「任意の金属を使ってXXの機能を実現する」としてしまうとアウトです。
なぜなら「鉄を使ったXXの機能」が先行技術に含まれてしまうから。

既に公知になっている先行技術が権利範囲に含まれてしまうのは
特許の目的である「産業の発展」とは噛み合わない、
よって審査官も拒絶通知を出さざるを得ません。
これは実施例など明細書の他の部分で「鉄以外」と明らかに分かる場合も同じです。
なぜなら権利範囲は「特許請求の範囲」で決まるからです。

ではどうするかと言うと、出来るだけ広くて公知技術を含まない表現、
今回で言えば鉄以外の全ての金属を含む言葉を使う必要があります。
そのためには

・鉄以外の全ての金属を含む言葉を探す
・鉄以外の全ての金属を含む言葉を(明細書内で)定義する

このどちらかです。
鉄以外の金属でいえば産業界で使われる「非鉄金属」という言葉があるので
明細書内で説明をした上で使えば十分でしょう。

もし、このような言葉が見つからない、定義も出来ない、のであれば
具体的な例をひたすら並べていくしかありません。
(「アルミを使った…」「銅を使った…」「マグネシウムを使った…」)

以上、クレームを書く時のポイントでした。

※ 関連ページ
特許明細書作成の極意(1) ~探せ されば 見つからん~
特許明細書作成の極意(2) ~最高の言葉を見つけるために~
特許明細書作成の極意(3) ~チェックはMECEで~
特許明細書作成の極意(4) ~権利範囲は広すぎず狭すぎず~
特許明細書作成の極意(5) ~人の視点、機械の視点~
特許明細書作成の極意(6) ~必要は発明の母と言うけれど~

※参考ページ Wikipedia
重金属
軽金属
非鉄金属

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