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今、司馬遼太郎の「坂の上の雲(全8巻)」を読んでいます。

特許の仕事は「事業の生死」に関わる場合も出てくるため、
戦争という「人の生死」のかかった状況から学ぶことも多いです。

特に興味深いのが、将官の振舞いと軍隊への影響の関係。

日本の連合艦隊司令長官の東郷平八郎 と
ロシアのバルチック艦隊司令長官のロジェストウェンスキー を例にします。
東郷平八郎はこんなエピソードが書かれています。

>連合艦隊の2大戦艦を水雷で失った報告を艦長から受けた時、
>報告者は号泣する中、東郷は顔色ひとつ変えず卓上の菓子を勧めた

一方、ロジェストウェンスキーはこんなエピソードが書かれています。

>帆船が小湾から出帆したという報告を受け、
>「艦隊のそばを通過するあらゆる船舶に対し各艦は全砲口を向けよ」と命じた


それぞれの軍隊への影響はこのようになりました。

>東郷はその胸中の悲嘆を押し殺すことによって
>全艦隊に敗北心理がおこることから救い出した

>(ロシア)各艦とも警戒心が過敏になっているために、しきりに電波を出し、
>幻覚に過ぎない怪情報を発したり、不確認情報をつぶてのように投げあった


結果、バルチック艦隊は罪の無い英国の漁船を沈め、自分の戦艦も傷つけ、
国際的な批判を浴び、隊員の心理状態も落ち込み、(他にも要因はありますが)
艦隊の総数など戦力的に劣る日本の連合艦隊に破れる形となりました。


この状況、例えば

自社製品が他社の特許を侵害しているかもしれない

という情報を扱う時の対応に似ています。

知財担当が不安そうな顔をして、さらに不安を煽る言動をした場合、

開発の人間、営業の人間、といった特許の正確な知識と情報を持たない人たちが
「幻覚に過ぎない怪情報を発したり、不確認情報をつぶてのように投げあう」ことにより
自社製品に自信を無くす、積極的に営業しなくなる、といった自滅への道を辿ります。

逆に不安を顔には出さず、「あー、大丈夫ですよ」という振舞いをすることで
他の部署が自信を持って営業活動や製品開発にいそしむことが出来ます。

そしてその裏で知財担当は本当にそんな特許があるのか確認したり、
その特許の権利を無効もしくは権利範囲縮小に持っていく資料を集めます。
(もちろん状況によっては正しい情報の共有をしなければいけません)

と、まあ、将官の振舞いを見るだけで実務につながるところがあるわけです。


経営者が司馬遼太郎の歴史小説を好んで読むのも分かる気がします。おすすめですよ。

坂の上の雲(1巻)

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